今回の生協医療保険のがん診断共済金では、悪性新生物か上皮内新生物かで給付金が大きく変わってきますので、そこに注目しながら診断書をみてみました。
◆病名とICD-10コード
ネットで検索したところ、一つのICD-10コードに複数の病名がある場合もあるようです。
今回のC163ですと、(厚生労働省のサイトの2013年版 ICD-10基本分類表から)
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C16 胃の悪性新生物<腫瘍>
Malignant neoplasm of stomach
C16.3
幽門前庭
胃前庭部
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ちょい違う部位でも同じコードの模様。
また、上皮内新生物の場合もICD-10コードがあるようで、
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D00 口腔, 食道及び胃の上皮内癌
Carcinoma in situ of oral cavity, oesophagus and stomach
D00.2 胃
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◆TMN分類
T1a M0 N0
T1の場合 mがんに○ (smがんには○なし)
国際対がん連合(UICC)というとこの決めたコードらしい。国立がん研究センターのサイトに、 進展度,UICC TNM 分類対応表(72 部位,UICC 第 8 版準拠)というのがあったけど、ちょっとわかりづらい。
そして、胃のカテゴリには上皮がんに対応するコードがなかった。
今回、僕が契約しているがん特約では悪性新生物扱いとなり、大きい金額(100万円!)での診断給付金が発生しています。
ただ、治療の内容としては、内視鏡で胃の腫瘍を取り除き5日入院して退院。再発や転移のリスクは非常に小さい。だったので、上皮内新生物扱いの診断給付金となる可能性もあるのかなぁとおもっていました。
なので、保険会社によって判定がちがうのではないか?とか、胃がんは早期でも上皮内新生物扱いにしづらい?がん団信とかだとどういう切り分けだろう?など疑問はわいてきます。こんど調べてみようとおもいます